幕末の頃、外国船の来航にともなって、沿岸の防備が必要となり、徳川幕府は各地で砲台の建設を進めました。この和田岬砲台もそのひとつで、元治元年（1864）に建設されました。兵庫津ひょうごのつには現存するこの砲台のほかに、湊川みなとがわの河口に湊川崎みなとかわさき砲台がありました。