
マップギャラリー
土地には古くからの人間の営みが刻みこまれています。川の流れを変え、谷に池をつくり、荒れ地を田畑にし、町をつくり、港をつくる。その時代とともに変化する土地の姿を記録したのが地図です。江戸時代から現代に至る地図を見比べると、各時代における人間の活動がどのようにおこなわれてきたのかが読み取れます。マップギャラリーは、古地図を通じて人間活動の歴史を知るコーナーです。たとえば兵庫津では、17世紀から正確な地図が作製されており、低い土地が埋め立てられて町場が拡大してい様子がよくわかります。また明治時代の地図を見ると、運河の開削や河川の改修など大規模な土木工事が進められ、町が大きく姿を変えたことがわかります。兵庫県各地の古地図から、地域の歴史を読み解いてみましょう。